2電工 進捗#5

■基本方針

・丸暗記はなるだけしたくない。
・理論はなるだけ理解するが、簡単に覚えられることの導出は省く。
・理解できないものは深追いしない。

要は、表とかを丸暗記するのは単なる苦行だし身にならないので、なるだけ要領よくいきたい。
という方針。


■筆記(電気理論)
まずは、電気の資格とお勉強(以下エレキング):https://eleking.net/k21/ を順に読んでまとめていく。

・オーム則、キルヒホッフ則までは特に問題なし。 
 →オーム則はV=IRで覚えれば後は変形すればいい。キルヒ則は公式ではなくイメージが重要。

・交流がなんぞやはOK。
 実効値の計算は 最大値=√2 × 実効値  ※商用電源AC100Vってのは実効値のこと。
 →√2の根拠や証明はできなくてもよい。ざっくりいえば最大値の1/1.41=実効値。割り算キライなので掛け算で覚える。
  割り算を公式で丸暗記すると最大値と実効値を取り違える。商用電源100Vの最大値は141Vってことを「知って」おけばもう間違えない。

・電力の計算  P=VI[W]
 →これも中学で習うレベル。ちなみにオーム則でIをRに置き換えたりした式はすぐ導けるので一々覚えなくてよい。

・電力量と発熱量 1[W・s]=1[J] 
 →電力×時間=ジュール がわかればそれでよい。ここで注意すべきはkW・hをW・sに直すのを忘れないこと。

・周波数と周期高校物理で勉強した。周波数は1s当たりの振動数のこと。覚えるとすれば西が60Hz。

・位相 電圧に対して電流波形が進む/遅れる。右にズレてるのが「遅れ」
 コンデンサ 進む  左へズレる 90°=1/4周期
 インダクタ 遅れる 右へズレる 90°=1/4周期

・リアクタンス V=IR の RがXになるだけ。
 コイル 誘導性リアクタンス XL = 2πfL 
 →周波数fとインダクダンスLに比例。★Lは周波数に依存しない点に注意。コイルの固有値

 コンデンサ 容量性リアクタンス XC = 1 /(2πfC)
 →★周波数fと静電容量Cが大きくなると、電流が増える。


■配線図 
2週目にトライ。課題#1
今度は以下までやってみる。
・リングスリーブと刻印種別
・配線種別
・配線の通し番号

問題点と対策。
・Rスリーブの記述を描く隙間がない。→結節点は意図的に大きな白丸にして、中に番号書けるようにする。
・通し番号と種別も書きづらい。→負荷とJCTの間を意図的に長く書く。

時間は気にしないといいつつ、試しに測ってみると、約8分。
何度かリトライしても5分は切れないので、内訳を分析してみる。

1)配線ツナギ 2分30秒
セオリー通り以下の手順でつなぐ。課題#1、課題#2でこのタイムなので、苦手なものはもっとかかるかも。
・N→負荷とコンセント
・L→スイッチとコンセント
・残り→スイッチと負荷
・JCTで必ず継ぐ。

2)線の色分け 1分
セオリー通りに色を振っていく。ツナギさえ合っていれば基本悩むことはない。

3)配線種別 1分
これは単線図を転記するだけだが、答え合わせの意味を兼ねてここでやる。
もしミスあればロスでかいが、余白に書かないと配線が見づらいので後書き。

4)Rスリーブの刻印 1分
結節点を順に束ねる本数と線種をチェック。
2.0mmは2、1.6mmは1として
5~ なら中
4、3なら小
2  なら〇 っていうか1.6×2は〇


このうち、2)~4)は単純作業なので、これ以上短縮はたぶんできない。
配線ツナギは13問とも暗記するレベルでやりこめば若干縮まるかもしれないが、それでも2分は見ておくべきか。
ということで複線図は6分かかるものとして計算しておく。

■配線カットと被覆剥きのタイミング
当然ながら、短く切ってしまった線は取り返しがつかないので、各セクションの寸法はミスできない。
となると、

猫式: 先に被覆剥きまで全ての線を始末する。
・線材は指定寸法+α(埋込コンセントとJCTは10cm、その他は5cm)でカット
・外装は+αの分を剥く
・絶縁被膜は、Rレセクタプルと埋込枠が2.5cm、露出コンセントとシーリングは4cmで剥く
・カットしたら配線図通りに並べてチェックし、各線にはマーキング。

すい~っと式(以下、すい式): カットと被覆剥きは、器具ごとに処理する。
・被覆剥きは、器具ごとに変わるので取り違え防止のため。
・器具に取り付けたあとで採寸してカットすれば良い。


それぞれ主張はあるのだが、要は
・工具の持ち替え時間が惜しい。同じ作業を一度に済ます方が早いだろ(猫式)

・始末した配線を持ち替えるとミスをするだろ(すい式)
というのが争点である。

ただ、輪作りは猫式もすい式もペンチで採寸してクランク~カット方式。
あと、猫式はVVFストリッパはガッチャン式前提なので、P-958を使わずにペンチで切断から輪作りまでやることになってるのも気になる。
この辺は、P-958を活用して無駄な被覆と芯線カットを減らす方が良いと思う。

確かに、タイムアタックならば猫式の方が有利なのはわかる。
ただ、試験としては規定時間にノーミスで上がれば良いので、ミスによる手戻りリスクを考慮して目標に収まればよい。
その観点で、折衷案を模索する。

俺式(仮):
・各線の寸法は指定+αでカット。(猫式)
・カットしたら通し番号でマークする。(猫式)
・被覆は器具(負荷)別に始末する。反対側はそのままにしておく。(すい式)
・各器具の始末を終えたら、結線部を処理する。結線部はスリーブかコネクタなので一括で処理する。(折衷案)


■輪(のの字曲げ)

ペンチで採寸とカットする方法(すい式、猫式)は以下。
・例えば、Rレセクタプルに対しては、外装5cm(≒レセクタプル直径)で剥く。
・被覆は2cm残して、芯線は長めに出しておく。
・ペンチ曲げクランクでカット
・残りをペンチかP-958で巻く。

疑問:
・VVFストリッパで予めちょうどに切っとけばいいだけでは?
→輪作る寸法 2cm + 被覆2cm を作ればいいはず。
 →レセクタプルは近所の電器屋でも買える。 試しにやってみっか。

 

■電工ナイフ物色

気分転換を兼ねて、近場のホムセでナイフ物色。
気になっていたデンコーマックはどれもいかつい感じで頼もしいが、2電工の試験用としてはちょっとかさばるか。
グリップがしっかりしているのは、力技で有利だが、試験で必要な軽作業にはややオーバースペック感あり。

デンサン 電工ジャック DK-145
 →コンパクトかつきちんと厚刃。片手で出し入れできるのも良い。

デンサン DK-670D
 →サイズ感的にはちょうど良い感じ

店頭にはなかったが、今気になってるのは他に
フジ矢のFK01-180
3peaksのSK-1

参考サイトの追加:https://aha8413.com/category1/

一旦保留。VVRケーブル入手してから決めよう。